食フン
さまざまな動物がする『食フン』という行動、ご存知でしょうか?
フンを食べるなんて信じられない!と思うかもしれませんが、動物のフンに対する感覚は人間とは少し異なるようです。
ワンちゃんの中にも食フンをする子はいます。
特に子犬を育てている母犬は、子犬を清潔に保つために子犬のフンを食べて処理することがあるそうです。
また、食フンは子犬の頃に多く見られる行動でもあります。
母犬がフンを食べているのを間近で見て、その影響を受けているのかもしれませんね。
ですが、人間と暮らすとなると食フン癖は絶対に治したいものです!
しかししつけ方法を間違えると逆効果となり一向に治りません。
今回は正しい食フン癖の治し方についてお話していきます!
大声はNG
愛犬食フンをしようとした時、大きな声で騒いでしまっていませんか!?
「わー!食べちゃだめよ!」「いけない!」
などと大きな声で騒ぎ立てると、愛犬は『食フンすればみんなが注目してくれる♪』と勘違いをしてしまいます!
これは絶対にしてはいけないことです。
愛犬はこの思い違いをしてしまうと、食フン癖が長期化してしまうことも・・・。
とはいえ、愛犬が食フンをしてしまいそうな瞬間を目撃すると、とっさに声が出てしまうのはごく自然なことですよね。
食フン癖を治したいのなら、愛犬の行動パターンを確認して排せつ時には慌てないで済むようにしっかりと準備をする必要があります。
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キツく叱るはNG
粗相をしてしまった時、愛犬をキツく叱りつけたりしていませんか?
確かに、ベッドやソファーなどの洗えないもしくは洗いにくい物に粗相をされると、つい「コラッ!」と叱りたくなってしまいますよね。
ですが、その行動が愛犬に『食フン癖』をつけてしまっているのかもしれませんよ!?
飼い主さんは『粗相をしたこと』に対して叱ったつもりでも、愛犬は『排せつしたこと』に対して怒っているのだと勘違いをしてしまいます。
そうすると、排せつしたことを隠そうと『食フン』という形で処理をしてしまうのです。
可愛い愛犬にそんな勘違いをさせて食フン癖をつけさせてしまったのだとしたら、とても申し訳なくなりますよね・・・。
それを防ぐためにも、安易に叱るのではなく『ここにすると良いんだよ!』と根気強く教えてあげるようにしましょう!
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速やかな片付け
食フンを防ぐためには、愛犬が排せつをしたらすぐに片づけるのが鉄則です。
いつまでも放置しておくと、愛犬の遊び道具と化してしまいます。
ですが、この片づけにも注意点があります!
食フン癖が既についてしまっている愛犬は、排せつ後飼い主さんがすぐにフンを片づけに来ることがわかっています。
飼い主さんが愛犬と争うようにフンを取り上げると・・・愛犬はフンのことを『飼い主さんが欲しがっているもの』『とってもいいものなんだ』と認識してしまいます!
飼い主さんに奪われないようにと却って食フンを助長してしまうことになりかねません。
そうならないよう、排せつをしたら何事もなかったかのように出来るだけ大きなアクションを取らないようにして速やかに片づけましょう!
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勘違いさせない
食フンは、ワンちゃんにとっては割と身近なことだったりします。
しかし、やめて欲しいと思うのが人間の心理ですよね。
食フン癖を治すためには、これまで話してきたように愛犬に勘違いをさせるようなことは絶対にしてはいけません!
また、お留守番の前にはきちんと運動させ排せつを促すようにしたり、愛犬が排せつをしたらフンと引き換えにおやつを与えるなど気を逸らさせる工夫も必要です。
しつけとは、叱ることではありません!
正しいしつけをして、愛犬の食フン癖を治しましょうね!
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