神経質で臆病
「うちの猫ちゃんは、神経質で臆病なの」という飼い主さんに質問です!
愛猫のその性格は、いつからでしょうか?
生まれてからずっと臆病なのか?それとも途中で変わってしまったのか?
後者の場合は、飼い主さん次第で治せるかもしれませんよ!?
猫ちゃんは基本的に神経質な子が多いですが・・・中でも特に神経質な子は、ストレスから病気になりやすくなると言われています。
愛猫の健康のために、私たちがしてあげられることは一体どのようなことなのでしょうか?
今回は神経質な猫ちゃんについて考えていきましょう!
神経質の特徴
飼い主さんがなでなでした後・・・愛猫はどのような行動をとっていますか?
もしも撫でられたところを念入りに舐めているようなら、その子は神経質な猫ちゃんだと言えるでしょう!
なぜ撫でられたところを舐めていると神経質なのか?
それは、その行為が『毛の流れが乱れる・自分以外の匂いが付く』ことをとても気にしているという証拠だからです!
動物にとって自分のニオイはとても大切なものです。
決して飼い主さんのニオイが嫌だったり飼い主さん自身が嫌いでこのような行動をするわけではありませんので、安心してくださいね!
神経質な猫ちゃんは、いつもと違うことを嫌がります。
毛の流れもニオイも常に普段通りにしておきたい!と思うのが、神経質な猫ちゃんの特徴なのです。
では、そのような猫ちゃんにはどのように接したら良いのでしょうか?
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社交的な子に
猫ちゃんの性格は、先天的なものと後天的なものに分かれます。
猫ちゃんは、見た目は母猫の特徴が色濃く出やすく、性格は父猫に似る傾向があるようです!
ですので、父猫が神経質だった場合は子供も神経質になりやすいそうです。
一方で、親からの遺伝等ではなく、育ってきた環境で後天的に神経質な性格になる場合もあります。
例えば早くに母親から離された子や、幼猫期に他の猫や人との交流がなかった猫ちゃんがそうなりやすいと言われています。
そして実は、後天的に神経質になった猫ちゃんは、その性格を変えることが出来るかもしれないのです!
一体どのようにすれば良いのでしょうか?
一日30分程度、他の猫ちゃんや人との交流の時間を設けてあげるようにしましょう!
子猫の場合、それですぐに変化があるはずです♪
しかし、成猫の場合はなかなかすぐに変えることは難しいでしょう。
ですが諦めてはいけません!
じっくり時間をかけて根気強く愛猫と向き合えば、飼い主さんの気持ちは愛猫にも伝わります。
猫ちゃんはとても賢い動物なので、自分に害のない人また大切な人をきちんと認識してくれるようになり、態度も変わっていくことでしょう!
毎日優しく語りかけることから始めましょうね♪
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常同障害とは
『常同障害』という病気を聞いたことがありますか?
これは異常なくらい何度も同じ行動を繰り返す、いわば心の病気。
実は、神経質な猫ちゃんに多く見られる症状なのです!
例えば、同じ場所をずーっと舐め続けるのも常同障害のひとつ。
酷いと舐め続けたところが禿げてしまい、皮膚トラブルに繋がってしまいます!
特に腹部や内股・足先を舐めることが多く、自ら毛を引き抜く場合もあるそうです。
その他、さまざまな布や物を噛んだり食べてしまう行動をとることも。
この行動により誤飲してしまったら大変ですよね!?
また、自分のしっぽを必要以上に追い掛け回したり、噛んだりすることもあります。
いずれの行動も、心配だからといって飼い主さんが必要以上に気に掛けるのは実はかえって逆効果!
「やめなさい!」と叱ったりすることも逆効果なので、することのないようにしましょう。
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仲良くしよう♪
神経質な猫ちゃんと仲良くなる近道・・・それは、『嫌がることをしない』こと!
臆病な猫ちゃんは、無理やり近づかれたり触られたりするのがとっても苦手!
早く仲良くなりたい!と思うとつい構ってしまいがちですが、このケースでは絶対に避けたい行動です。
こちらから積極的に行動するのではなく、猫ちゃんから近づいてきてくれるのを待つようにしましょう!
猫ちゃんのペースが最優先です!
神経質な猫ちゃんも、ここは安全な場所なんだ、この人は信用出来る人なんだと理解することが出来れば、徐々に態度を変えていってくれます。
これからの人生安心して楽しく過ごせるように、飼い主さんが協力してあげてくださいね!
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