多頭飼い
複数のペットを同時に飼育する多頭飼い。
飼い主さんも先住ペットもよりも楽しく生活が出来るようになるケースがある一方・・・
大きな負担を背負うことになってしまうケースもあります。
飼い主さんも先住ペットも幸せになれないような状況とはどのようなものなのでしょうか?
また、多頭飼いをして幸せになれるポイントとは?
今回は、みんなが幸せになれる多頭飼いについてご紹介します!
寂しそうだから
ひとりでお留守番させることが多くて、ペットが可哀そう。
だから新しいペットを迎い入れる・・・その判断、ちょっと待ってください!
ペットは、本当にひとりでいるから寂しいのでしょうか?
先住ペットにとって何よりも寂しいのは、ひとりでいることではなく、飼い主さんと離れることかもしれません!
そのような『不安分離症』の場合、他にペットが増えようとその寂しさや不安は消えることはありません。
また飼い主さんを新しいペットに取られると感じ、余計にストレスと感じてしまう可能性もあります。
ペットのためを思うのであれば、まずはペットの気持ちをきちんと理解して、不安分離症を治すところから始めましょう。
ペットと飼い主さんの絆を深めることが先決です!
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高齢になったから
高齢になったペットを元気づけたいから、若いパワーを!と思って仔犬や仔猫を迎い入れるケース。
その判断、ちょっと待ってください!
若いペットが来れば、確かに周りの状況が明るく騒がしくなるでしょう。
実際に高齢ペットがそれに刺激を受け、もう興味が無くなっていたおもちゃで遊びだしたり、一緒にお散歩に行ったりなど活動的になったという例もあります。
ですが先住ペットにとって、今まで自分だけだった縄張りに新参者が入り込むのはもちろんのこと、若く落ち着きの無い仔犬や仔猫の動きはとてもストレス。
人間と同じようにあまりにも年の離れたペット同士では合わないことも沢山ありますし、飼い主さんとしても行動力の違う2頭を一緒に世話するというのは大変でしょう。
新しく迎えるペットは、ある程度落ち着いた年齢の子の方がオススメです。
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子孫を残したい
先住ペットの番として新しい子を迎い入れるパターン。
可愛い愛犬の子供を残したい!そう思うのは自然な流れかもしれません。
例えばワンちゃんの場合、妊娠期間は約二か月程度と短く、安産だと言われています。
ですが、どの動物もお産は命がけ。
最愛のペットがお産によって命を落とすことになってしまったというケースはたくさんあります。
妊娠・出産を安易に考えるのはとても危険です。
また、産まれた子供に遺伝子疾患があった場合や、思った以上に産まれてしまって引き取り先がないなどのトラブルにきちんと対応できるのかなどの対策も必要です。
リスクが高い中で飼い主さんのワガママで出産をさせるのは、本当にペットのためなのでしょうか?
そのことを十分に考慮しなければなりません。
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全員が幸せに
「ペットロスになりたくないから」と、心の支えを複数作っておくために新たな家族を迎い入れるというケースも多いようです。
飼い主さんの気持ちももちろん大切ですが・・・まずは先住犬の気持ちを一番に考えてあげたいですよね。
先住ペットが幸せになるためには?
飼い主さんが幸せになるためには?
後輩ペットが幸せになるためには?
決して飼い主さんの気持ちだけを優先することの無いように、みんなの幸せを考えて多頭飼いを検討しましょう!
多頭飼いをするのであれば、きちんと飼い主さんとペットとの絆が結ばれていることが必須条件です。
一頭一頭との関係性をしっかり築いて、すべてのペットを幸せにしてあげましょうね!
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