超大型犬
日本ではアニメ『アルプスの少女ハイジ』のヨーゼフの犬種として有名なセントバーナード!
その他、映画『ベートーベン』の主役もセントバーナードですよね♬
『ベートーベン』では、子犬から飼われて徐々に成長していく様子が描かれていました。
その姿を見て「これは日本では飼えない・・・アメリカンサイズだ」と思った方も少なくないはず!
セントバーナードの体格はワンちゃんの中でも最大級で、中でも大きい子は100キロ近くまで成長するのです!
『アルプスの少女ハイジ』では比較的大人しい姿、『ベートーベン』ではイタズラをして大騒ぎな姿が描かれていますが・・・
実際はどのような犬種なのか皆さんご存知でしょうか?
今回は、そんなセントバーナードの魅力についてご紹介します!
歴史
セントバーナードはスイス出身のワンちゃんです。
冬にはマイナス30度にもなることもあり、雪や氷に包まれたとても寒い環境で生活していました。
そしてそこに住む人々が遭難した時に助ける『遭難救助犬』として活躍してきたのです!
そんな風に人間のために活躍していたセントバーナードですが、近親での繁殖を繰り返したことにより、遺伝子疾患の多い個体が生まれてくるようになりました。
それにより、一時期セントバーナードは絶滅の危機に立たされてしまったのです。
何とも可哀想な話ですが、その後他の犬種と混ぜることによって何とかその危機を回避することが出来ました!
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性格
セントバーナードは、温和で賢く飼い主さんにとても従順なワンちゃんです♪
優しく親しみやすいだけでなく頭もいいため、きちんと状況を把握して自分で解決したり判断したりできる力を持っています!
ですが、超大型犬であるためきちんとしつけをする必要があります。
とても大きな体なので、少し動くだけでも他の人やワンちゃんにぶつかってしまう可能性があります。
本人は軽い遊びのつもりでも、相手に怪我をさせてしまうこともあるのです!
幼犬期からきちんと社会化期を学ばせて、しつけはプロにお願いするのがいいでしょう。
しつけがきちんと出来ているか出来ていないかは、何よりも愛犬が幸せになるために必要なことなのです!
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飼う際の注意点
セントバーナードは、先程もお話したとおり極寒の地で生活をしていました。
そのため、寒い地域でも生きていけるようダブルコートの厚い被毛を持っています!
セントバーナードはもともと短毛でしたが、ニューファンドランドを掛け合わせたことで長毛な個体が生まれるようになりました。
今セントバーナードをイメージすると、長毛な方を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
そんなセントバーナードのお手入れ、決して楽ではありません・・・。
抜け毛は換毛期のみならず、一年中あると考えた方がいいでしょう。
毎日ブラッシングをして皮膚に空気を当ててあげないと、湿気が溜まって皮膚トラブルの原因になります。
きちんとお手入れしてあげましょう!
また先程も少し触れたように、セントバーナードは遺伝子疾患が多い犬種だと言われています。
例えば『股間節形成不全』という成長過程で股関節の形成に異常をきたしてしまう病気。
最悪歩けなくなってしまいます。
この病気で気をつけなくてはいけないポイントはいくつかあります。
まず、大きな体を支えるためにしっかりと足腰に筋力をつけること。
コンドロイチンなどのサプリを医師と相談のうえで飲ませる。
体重を増やしすぎない、などです。
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心も体もビッグ!
セントバーナードを飼ううえで、気をつけなければならないことがいくつかあります。
まず、広い飼育環境の確保。
大きいと100キロを超えてしまうセントバーナードを飼うのですから、やはりそれなりの広さがなければいけません。
そして日本は高温多湿、暑い被毛を持っているセントバーナードには生きづらい環境です。
ですので、室内で一年中きちんと温度管理・湿度管理をしてあげる必要があります。
さらに、セントバーナードは食いしん坊な子が多くて肥満になりやすい犬種なので、食事管理もしっかりしてあげましょう。
また、お散歩も毎日1時間以上を2回はしてあげたいですね!
このように、飼いたいと思ってもそう簡単に飼える犬種ではありません。
セントバーナードは、条件を満たした人だけが飼える、見た目も中身もビッグで魅力たっぷりの犬種なのです!
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