個性を尊重する
ワンちゃんは身体が小さい子もいれば、足が長かったり、逆に短い子もいます。
お顔もマズルが長い子がいれば短い子もいます。
このように、同じ犬種でも顔のつくりや体型には個体差がありますよね!
あなたは、トリミングに出す際どのようにお願いしていますか?
トリマーさんにあることを重視してもらうだけで、愛犬の可愛らしさがグッと増すかも!?
では、その重視すべきポイントとは何なのでしょうか?
それはズバリ『全体のバランス』です!
ん?当たり前じゃない?と思われた方もいるかもしれませんが・・・
普段重視していそうでこれが意外と無視されているかも!?
具体的な例を挙げて見ていきましょう!
アンバランス!?
トイプードル
まずは、トイプードルのカットでありがちなパターン。
毛玉防止やお手入れを楽にするのに最適なサマーカットですが、身体を短くするのに対し『せめて顔だけはテディベアカットで大きく残したい!』という要望をされる飼い主さんが多いのです。
ですがこれ、やってみるととてもアンバランスでせっかくの愛犬の可愛さを半減させてしまっているかもしれませんよ!?
トリマーさんによってはこの要望通りにカットする方もいますが、身体をバリカンでサマーカットにした場合、それに合わせて同じテディベアカットでも小顔のタイプにしてバランスを取るようにした方がいいでしょう!
そして、耳の長さも重要です!
必要以上に長く残すと、前だけ重い印象を持たれてしまいます。
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ポメラニアン・柴犬
次に、ポメラニアンや柴犬などの本来カットは必要としない犬種をカットする場合です。
ポメラニアンなどの毛が広がって生えている犬種は、まるまると大きく見えがちですが・・・
それは毛量と生え方のせいでそう見えているだけなので、実際にカットすると思っていたよりも小さくなってしまいます!
全体のバランスを見て少しずつカットすれば問題ないですが、目測でここまでカットしてくださいと注文する、または自宅でカットしてしまうと、アンバランスになってしまうかも!?
また、カット犬種でないワンちゃんの多くは、毛先の色と根元の色が違います。
カットすることで頭や顔の毛の色が変わる可能性がある事を、きちんと念頭に置いておきましょう。
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手足の長さ
冒頭でもお話したとおり、同じ犬種であっても大きさやスタイルには個性があります。
例えばトイプードルの場合、通称『ポンポン』と呼ばれるものを手足の先に作るスタイルがあります。
これは、「全体的にサマーカットぐらい短くしたいけど、全部短くするのは嫌だな」という飼い主さんにオススメの、手足にポイントを作る可愛らしいカットですが・・・
どんなスタイルの子でも似合うわけではないのです。
ある程度手足の長さがないと、バランスが悪くなってしまう可能性も!?
足の短い子の場合は、ポンポンよりも『ブーツカット』の方がオススメです!
足長効果もある、可愛らしいカットです♪
世界一可愛く
どんなカットでも愛犬が可愛いことには変わりないですが、せっかくなら愛犬の可愛さをより引き立たせるカットにしたいですよね!
これまでの具体例でわかるように、愛犬をより可愛くするためには何よりも『全体のバランス』を重視してカットすることが大切なのです!
自宅でのセルフカットはもちろんのこと、トリマーさんに注文する際も、そこを重視するようにお願いするといいですよ!
全体のバランスを見てきちんと調整してくれるトリマーさんももちろんいますが、バランス悪いなぁと思っても飼い主さんの注文通りにカットするトリマーさんもいますからね。
飼い主さんの要望も伝えつつ、プロのトリマーさんにバランスの取れたカットをしてもらうと、より愛犬が可愛くなって帰ってくることでしょう♪
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