消化器官
前回は口内について、ワンちゃんと我々人間との違いをご紹介しました!
今回は更に奥に入って、身体の中の違いを見て見ましょう!
生き物が食べ物を食べると胃や腸で消化されていきますが・・・ワンちゃんの胃や腸では、どのように消化されるのでしょうか?
『消化する』ということについて、ワンちゃんと人間とではかなり違いがあるようです!
皆さんが知っていることから意外に思うことまで、細かくご紹介していきます♬
肥満予防
ワンちゃんと言えば、常に食べたがるというイメージがあるのではないでしょうか?
例えば猫ちゃんは、食事を出されてもお腹が空いていなければ残すという行動に出ます。
しかしワンちゃんの場合は、出されたら出されただけ食べてしまうという子が多いのです。
そのため、そのようなイメージがついてしまいました。
ワンちゃんは元々、次にいつ餌にあり付けるかわからない厳しい自然の中で生きてきたため、食べられる時にたらふく食べる!というような考えが抜けきらないようです。
そんなイメージ通りの食いしん坊なワンちゃんですが、飼い主さんがきちんとコントロールしてあげないと、生涯肥満体質になってしまうかも!?
ワンちゃんはよくお腹空いたアピールをしてきます!
それに耐えられずついあげてしまう・・・それを繰り返して、子犬の時から食べたいだけ食べる!という習慣をつけてしまうと、将来愛犬も飼い主さんも苦しむことになってしまいます!
愛犬の年齢や犬種に合わせた必要な栄養のみを、コントロールして与えましょう!
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野菜
食いつきが悪い時、普段のドッグフードにちょい足しをする飼い主さんは多いのではないでしょうか?
そんなトッピングですが、定番と言えば『蒸し鶏』や『ワンちゃんも食べられる野菜』ですよね。
ところが・・・実はワンちゃんは野菜に多く含まれている食物繊維を消化するのが苦手だと言われているのです!
「じゃあ、トッピングに野菜はダメなの!?」
これを知ると、そう思ってしまいますよね!
確かに食物繊維は消化しづらいですが、ワンちゃんにとって必要な栄養素でもあります。
ですので、野菜を摂取させることは必要です。
ですが、身体に良さそう!というイメージだけで、大量に摂取させるのは良くありません!
あまりにも多く摂取させてしまうと、消化しきれないだけでなく、その他の栄養素の吸収の妨げになってしまうことも!
野菜の与え過ぎには注意して、『蒸す』『ゆでる』など食べやすくしてから与えるようにしましょう♬
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ストレスは胃腸に
我々人間も、極度の緊張や悩み事・ストレスによって、胃が痛くなったりお腹を下してしまうことってありますよね!?
ワンちゃんも同様・・・いえ、ワンちゃんの方が繊細で、気持ちや精神的な悩みが胃腸に出やすいと言われています!
例えば、ペットホテルに預ける時、入院する時、長時間のお留守番の時など・・・ワンちゃんと飼い主さんが離れなければならないケースはたくさんあります。
ですが、もしも子犬の時から何をする時もずーっと飼い主さんと一緒に行動していたら…!?
そのような飼育していると、愛犬を苦しめてしまう時が来るかもしれないのです。
愛情たっぷりに接してあげることは当たり前なのですが、ケージに慣れさせて一人でもきちんと大人しくしていられるようにしつけておく。
また、適度なお留守番の練習もしておくなど、子犬の時からメリハリをつけて接してあげるようにしましょう。
順を追って慣れさせていくことで、胃腸への負担も軽減させることが出来ます。
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消化器官の違い
ワンちゃんは、犬種によって体格がさまざまですが・・・例えば胴長犬のような犬種は、その他の犬種よりも腸が長いのでしょうか?
答えは『どちらも同じ』です!
いわゆる胴長犬は胴が長いというよりも脚が短いので、違いはないのです。
ですが人間とワンちゃんを比べると、腸の長さに違いがあるようです。
人間の腸の長さが体長の約10倍なのに対し、ワンちゃんは半分の約5倍なんだとか!
腸の長さが違うと消化の機能も違ってきますから、人間とワンちゃんとでは消化するという行為に大きな違いがあることが分かりますね。
人間の当り前がワンちゃんの当り前ではないことをきちんと理解して、愛犬の健康を守ってあげましょう!
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