老化現象
愛犬の老化は、飼い主さんが思っているよりもずっと早く始まっています!
まず、小型犬と大型犬とでは年を取るスピードが違います。
老化が始まる時期はさほど変わらないそうですが、始まってからのスピードは、意外にも大型犬の方が早いのです。
では、愛犬の老化現象にはどのようなものがあるのでしょうか?
老犬となった愛犬に飼い主さんがしてあげられることも併せて見ていきましょう!
見た目
ワンちゃんの老化は6歳頃から始まっているようですが、なかなか飼い主さんにはわかりません。
ですが、愛犬は着実に老犬へと変化しているのです・・・。
早めに愛犬の老化に気づければ、飼い主として早めに対策を取ることが出来ますよ!
まずは、見た目の変化について見ていきましょう!
一番分かりやすいのは『目』ではないでしょうか?
写真等あれば、ぜひ若い頃の愛犬の目と比べてみてください!
若い頃は透き通るような澄んだ目をしていて、白目もとても綺麗な状態です。
ですが老化が進むと白内障等の影響で、瞳が白く濁ったように変わってしまいます。
次にわかりやすいのは、『白髪』でしょうか。
実は、ワンちゃんも人間と同じように白髪が生えてくるのです!
身体の被毛の色が全体的に薄くなったように見えるのも、白髪が影響しています!
あなたの愛犬の見た目、今はどうでしょうか?
普段から写真を撮ったりして、変化を記録しておくことをオススメします!
この投稿をInstagramで見る
行動
年を取ると、生活の仕方や行動が変わってきますよね!
お散歩での歩くスピードが変わったり、段差を上りたがらなくなったりすることがあります!
これらは、体力が衰えている、関節に負担が掛かってしまっていて痛みを感じている・・・などの理由から起きる変化です。
また、呼びかけても来なくなったり、おもちゃで遊ぶことをしなくなるシニア犬もいます。
呼びかけに反応しないのは、耳が遠くなってしまっていて飼い主さんの呼びかけに気づかなかったからかも!
呼びかけに対する反応が鈍くなり聴力が衰えたなと感じたら、分かりやすいように近くまで寄って声をかけてあげるようにしましょう♬
おもちゃに反応しなくなるのは、何に対しても興味津々だった若い頃とは違い、落ち着いて好奇心が薄れてきているからです。
体力も落ちているので、「疲れるから嫌だな~…」なんて思っているかもしれませんよ!?
この投稿をInstagramで見る
老化のサイン
愛犬の老化のサイン、見逃さないようにしたいですよね!
シニアになるとさまざまな箇所が衰えてきます。
先程挙げた見た目や行動の変化以外にも、わかりやすい変化はあります。
老犬は、皮膚や顎の筋肉が衰えて、たるんだような顔つきになります。
また顔だけでなく体中の筋肉も衰えるので、痩せて小さくなったように見えるのです。
若い頃は少しの栄養素でもきちんと吸収することが出来ましたが、シニア犬は消化器の衰えから十分に栄養を吸収しづらくなります。
それも、痩せて小さく見えるようになる原因の一つです。
そして唾液量の減少と長年積み重なってしまった歯石のせいで、歯茎が炎症を起こしてしまう『歯周病・歯肉炎』になりやすくなります。
それが原因で、口臭がきつくなるという変化も起きるのです。
歯に関しては、若い時からなるべく歯磨きの習慣をつけて、歯石を作らないようにしましょう!
この投稿をInstagramで見る
接し方
いつまでも若い頃の扱い方と同じでは、愛犬が大変な思いをしてしまいます。
年齢に合わせた扱い方・関わり方に変えてあげないと、ストレスを感じてしまうことも。
また、老化によって思わぬ事故や怪我に遭ってしまう可能性もあります!
愛犬を守るために、私たち飼い主がしてあげられることとはなんなのでしょうか?
まず、ワンちゃんが苦手な体温調節について、シニア犬は特に気をつけてあげましょう!
元々苦手だったのです。
年を取ってからはもっと大変になりますので、飼い主さんがきちんとサポートしてあげましょう!
また、フードに関しても気をつけなければなりません!
必要な栄養素が変わりますし、若い頃とは吸収能力も違いますから、年齢に見合ったフードに変えてあげることはとても大切です!
一方で、若い頃と変わらずして欲しいこともあります!
それは身体を撫でてあげるなどの『スキンシップを取ること』です♬
愛犬の身体に頻繁に触れてあげると、何か異変があった場合いち早く気づくことが出来ますし、何より愛犬のココロを満たすことが出来ます!
身体のさまざまな部分が衰えて変わってしまっても、変わらないものもあります。
『飼い主さんからもらう愛情』は、いくつになっても愛犬のこころの栄養です!
栄養を惜しみなく注いであげて、ずっと健康で長生きしてもらいましょう♬
この投稿をInstagramで見る