ボーダーコリー
ブタが主人公の有名映画『ベイブ』ではベイブの親代わりの牧羊犬役で大活躍した『ボーダーコリー』!
実はこの犬種、ワンちゃんの中で最も賢い犬種として有名なのです♪
見た目が可愛いだけでなく、牧羊犬として優れた運動神経と賢い頭脳を駆使して人間を助けて活躍してきました!
日本でも人気は高く、見かけることも多いかと思います。
しかしその知能の高さゆえ、飼う時には押さえておきたいポイントがいくつかあります!
今回は、そんなボーダーコリーの魅力についてご紹介します♪
性格
ボーダーコリーは牧羊犬としてとても優秀です!
羊の群れをまとめる賢さと疲れを知らない体力は、全てのワンちゃんの中でズバ抜けています!
その頃の名残が色濃く残っているのか、飼い主に対して大変忠実で、他のワンちゃんと戯れるより『飼い主さんの役に立ちたい!』と思う子が多いようです。
飼い主さんと共に何かを成し遂げることを好むので、アジリティーやディスクドッグなどの頭も体も使い飼い主さんと共同で行う競技が、ボーダーコリーにとって最適な遊びと言えるでしょう♪
そしてとても賢い犬種だからこそ、しつけはとても重要です!
社会化期にしっかりと他のワンちゃんや飼い主さん以外の人と触れ合わせておきましょう。
失敗も覚えてしまうほど記憶力が優れているので、しっかりと良いこと・悪いことの区別を子犬の時からきちんと教え込むことが大切です。
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罹りやすい病気
ボーダーコリーの最も恐ろしくなりやすい病気に『セロイドリポフスチン症』という病気があります。
脳に異常をきたしてしまうこの病気は、ボーダーコリーの優秀な運動能力や方向感覚を失わせ、錯乱させてしまうとても恐ろしい病気です。
この病気は遺伝病で命に関わり、一度発症したら完治させることは出来ないそうです・・・。
比較的早い段階で発症する病気で、中には1歳で発症してしまう子も。
また、ボーダーコリーは『股関節形成不全』という病気にもなりやすいことで有名です。
発育段階で股関節に異常をきたし、うまく歩けなくなったり、足を引きずったりと痛みを伴う病気です。
どちらにしても、運動が大好きなボーダーコリーには大変つらく、重篤な病気です。
少しでも早く痛みから救ってあげたいと思うとともに、遺伝によってこのようなかなしい連鎖を止められるように、無理で無知な交配が無くなり、可愛そうなボーダーコリーが少しでも減ることを祈ってやみません。
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飼う際の注意点
「これだけ賢ければ、飼うのは簡単だろう」
そう思った方!ちょっとお待ちください!
賢いということは、しつけを間違えると手が付けられなくなる可能性があるということです!
きちんと正しいしつけをする必要があります。
また、並の運動量ではボーダーコリーは満足してくれません。
頭と身体を使った運動をして、満足させてあげる必要があります!
最初にもお話したように、アジリティーやディスクドッグが最も適していると言えるでしょう♪
ボーダーコリーにとって運動不足はストレスになります。
ストレスが溜まると、イタズラや破壊行動を起こしてしまうように・・・。
日に数回一時間程度のお散歩をしてあげられる方、ドッグランで思いっきり走らせてあげることが出来る方でないと、飼うのは厳しいというのが現実です。
また、牧羊犬としての本能が今でも残っていることを忘れてはいけません。
動くものには大変興味があり、突然追いかけてしまうこともあるので注意が必要です!
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可愛くて賢い!
賢いだけでなく、見た目も可愛らしいボーダーコリー♪
白地に黒の模様をイメージしがちですが、ボーダーコリーにはさまざまな毛色の子がいます!
被毛はダブルコートで良く抜けますが、比較的汚れが目立ちにくいので綺麗な印象を受けますね!
「賢いからこそ、飼いづらい」そんな声も多くあります。
飼い主としてしっかり威厳を持って接しましょう。
「この人の言うことは聞かなくてもいいや」「自分より下だ」と一度でも思われたら、徹底的にいう事を聞かなくなります。
そんなボーダーコリーを飼うにあたって一番大切なのは、幼犬期からのしつけです!
アウトドアが大好きな方や一緒に愛犬と運動したい方、そんな飼い主さんにはピッタリの犬種です♪
しっかりとした信頼関係・上下関係を築ければ、飼い主さんのことを想ってくれる頼もしい相棒犬になってくれますよ!