犬は単純?
昔から絵本や物語の中で、ワンちゃんはとても単純な性格で描かれていることが多いですよね。
私たち人間は複雑な感情を持っていますから、ついそれを他にも当てはめて考えてしまいがちです。
ですが実は物語のとおり、ワンちゃんが考えていることって至ってシンプルなのかも?
私たち飼い主が思っている感情と、実際に愛犬が感じている感情には乖離があるのかもしれません!
その乖離が大きいと、しつけの仕方も変わってきますし、信頼関係にも影響が出てきます。
今回は、そんなワンちゃんの感情について考えていきましょう♪
思考はシンプル
人間とは違い、ワンちゃんは複雑な感情を必要としていません。
「こっちがこうしたら飼い主さんもこう出るだろう…」などの駆け引きは一切しないのです!
実際にワンちゃんがそんなこと考えていたらと想像すると・・・ちょっと怖いですよね(笑)
ワンちゃん達が持ち合わせている感情は『うれしい』『好き』『たのしい』『嫌い』『怖い』『怒り』など、ストレートなものばかり!
そんなストレートな感情だけで、私たちにぶつかってきているんです!
愛犬に対して「さっきのことを気にしているのかしら…」「怒られた仕返しに嫌がらせをしたのかな?」なんて考えてしまうこと、ありますよね?
でも、愛犬はそんなこと思っていないでしょう!
愛犬は愛犬なりの方法で、自分が感じている至ってシンプルな感情を飼い主さんに伝えようとしているだけなのです!
それを上手に読み取ってあげて、愛犬とより良い関係を築いていきましょう!
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どう思っている?
飼い主さんのお悩みでよく耳にするのが『かまってあげないとわざと粗相をする』ということ。
それについて、愛犬が腹いせに嫌がらせをしているのではないか?と考える人が多いようです。
ですが、それは違います!
もう少しシンプルに考えてみたらわかるのではないでしょうか?
腹いせに嫌がらせをするという複雑な感情は、人間くらいしか持ち合わせていません。
愛犬は単純に「構ってほしいから、飼い主さんが自分に注目してくれることをしよう!」と思っているだけなのです!
愛犬が嫌がらせをしたと思うと、少なからずイラッとした感情が湧いてしまいませんか?
そして愛犬を叱るなどのアクションを起こしてしまう。
そうすると愛犬は「飼い主さんが構ってくれた!」と思い、それを覚えて何度も繰り返す可能性があります!
粗相をされた時には「構ってほしいんだな~」と冷静に考え、一旦その行為について無視をしましょう。
そして別の方法できちんと構ってあげれば、わざと粗相をすることは無くなりますよ♪
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同じ感情
ワンちゃんが持ち合わせている感情と人間が持ち合わせる感情が一致することももちろんあります。
褒められて『うれしい!』は、ワンちゃんも人間も同じですよね。
そんな中でも、特に理解しておきたいのは、ワンちゃんが嫌な思いをしている時。
いかに理解してあげられるかで、愛犬の飼い主さんに対する信頼度は大きく変わってきますよ!
例えば、長々とお手入れをしていたら『大きなため息』をついた、なんてことがあります。
これも、私たち人間と同じです。
この時愛犬は「もう嫌だな」「疲れたな」などと思い、我慢している可能性が高いです!
早く終わってくれないものか・・・と考えているのは間違いないでしょう!
愛犬が嫌がっていたとしてもしなければならないお手入れはたくさんあります。
今は我慢してくれているんだな、頑張ってくれているんだな・・・
と飼い主さんが理解して作業をしてあげるだけで、多少なりとも愛犬の負担は軽減されます。
ストレスを溜めさせすぎないように、嫌な事は手早く短めに終わらせてあげるといいでしょう!
ですが、中にはブラッシングが大好きで目を細めて寝てしまう・・・なんてワンちゃんも!?
それぞれの感情を読み取って、それに合わせて対応してあげるといいですね♪
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単純だから愛おしい
愛情をストレートにぶつけてきてくれる愛犬に応えてあげたい!
愛犬の気持ちを理解して、より良い関係性を築きたいですよね!
ワンちゃんは、「妬み」「後悔」「罪悪感」「恥ずかしい」などの感情は持たないそうです!
なんて前向きな動物なんでしょう♪
怒られてしょぼん・・・としているのも、反省や後悔といった感情よりも、飼い主さんの気持ちの方が気になるのです。
怒っているかな?怖いな?なんて伺っているのかも!?
愛犬にとっては、大好きな飼い主さんがすべてなのです!
感じたままストレートに感情を表現してくれるのは、
複雑な人間関係に普段から悩んで生きている人にとっては、癒しそのものですね♪
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