猫と水の迷信
『猫が顔を洗うと雨が降る』
なんて迷信、聞いたことありませんか?
日本だけでなく、なんと外国にも猫ちゃんと水に関する迷信がたくさんあるようです!
それだけ、猫ちゃんと水の関わりが深いということなのでしょうか?
猫ちゃんは水が苦手で、シャンプーなどもワンちゃんより大変なイメージがありますが・・・
猫ちゃんが水を嫌がるのは一体なぜなのでしょう?
理由がわかれば、愛猫のために出来る水対策があるかも知れません!
では早速、猫ちゃんがなぜ水が嫌なのかを見ていきましょう♪
理由その①
猫ちゃんが水嫌いな理由。
猫ちゃんのルーツと被毛に秘密がありました!
柔らかく細い毛のことを『猫っ毛』と言いますよね?
その名の通り、猫ちゃんの被毛は細く柔らかいのです。
ふわふわな被毛で体を守っています。
そして昔の猫ちゃんは、雨がほとんど降らない乾燥地帯で生活をしていました。
雨の対策を必要としていなかったんですね。
そのため被毛も細くて柔らかく、水を弾かないのです。
そんな柔らかい被毛が濡れてしまうと、乾くまで時間がかかり、その間は体温が下がってエネルギーを消耗します。
いつでも動けるようにしていたい猫ちゃんにとって致命的です!
そんな訳で、猫ちゃんは雨や水が苦手なのです。
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理由その②
猫ちゃんは、もともと狩りをしていた動物です。
獲物を狩れないというのは、生きてく上で致命的!
猫ちゃんも獲物となる小動物も、寒いと活動しなくなります。
獲物の動きが鈍くなるのは好都合ですが・・・自身も動きが鈍くなってしまっては意味がありません。
また、小動物も馬鹿ではありませんから、動きが鈍くなった時は住処に隠れ動かないのが一番だと知っています。
雨が降って冷えると、獲物を狩ることが出来ない上に身体は冷えて、飢えとの戦いになりました。
そんな時野生時代の猫ちゃんたちは、雨の日は動かず寝て過ごすことを選んだようです。
野生時代の猫ちゃんたちにとって、雨は生活に支障をきたす厄介な問題だったのですね!
理由その③
雨の日は湿気が多いです。
猫ちゃんは、そんな湿気が大嫌い!
その訳は、湿気の多い日は嗅覚が鈍くなるから。
猫ちゃんはハンターでもありますが、サイズが小さいので他の動物の獲物になるリスクも十分にあります!
嗅覚が優れているのはワンちゃんのイメージが強いですが、実は猫ちゃんの嗅覚もすごいのです!
むしろ、猫ちゃんもほとんどのことを嗅覚で感じ取ります。
そんな大切な器官が鈍ってしまうのは、猫ちゃんにとっては大問題・・・。
空気中の水分だけで感覚が鈍るんですから、水嫌いになるのも当然と言えます!
なお、冒頭でお話した『猫が顔を洗うと雨が降る』という迷信は、
猫ちゃんが空気中の湿気に反応して顔の毛づくろいをしているためだと言われています。
あながち間違いではなさそうですね!
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猫と水
猫ちゃんと水には強い関わりがあり、水嫌いになる納得の理由があることもわかりました。
猫ちゃんにとって、雨とは生きてく上でとても厄介なものであり、野生時代の名残から水嫌いになったのです!
猫ちゃんは、基本的に短毛種であればシャンプーの必要性はありません。
長毛種になるとどうしても食べ物や排せつによって汚れてしまうので、シャンプーは必須です。
その子の性格にもよりますが、小さい頃から適切な方法でシャンプーしてあげ、水に慣れさせてあげましょう!
そうすると、成猫になってもそれが当たり前だと思って素直にやらせてくれます♪
水に慣れさせるポイントは『時間は短く!無理をしないこと』です!
長時間になってしまったり、とても嫌がっているのに続行したりするのは、今後に響きます・・・。
一度嫌!となると次回はもっと大変になってしまうかも!?
ある程度妥協する気持ちを持ちながら、猫ちゃんのペースで水に慣れさせてあげましょうね!
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