ブルドッグ
誰もが名前を知っている有名犬、ブルドッグ!
みなさんは、どのようなイメージを持っていますか?
鼻ぺちゃワンちゃんが好きな方は、一度は飼ってみたい犬種ですよね!
あごが出ているシワくちゃなお顔に、どっしりとした体。
見た目が強そうなので、アニメや漫画のワンちゃんのボス的なキャラクターは、ブルドッグをイメージしているものが多いかと思います!
そんなブルドッグ、名前はよく耳にする有名な犬種ですが・・・実際には、日本でなかなか見かけないレアなワンちゃんです。
今回は、ブルドッグがどのような犬種なのかご紹介していきたいと思います!
歴史
ブルドッグは、18世紀頃にイギリスで、雄牛(ブル)と闘わせるために作られた犬種です。
最初は見世物のためにつくられた、悲しい歴史を持つワンちゃんなのです。
後に動物虐待法が成立してからは、番犬や愛玩犬として人々に飼われるようになっていきました。
性格も改良され、闘犬時代とは異なった穏やかで優しく、飼い主に忠実な飼いやすいワンちゃんへと変貌を遂げたのです。
また、見た目も闘犬時代と現在とでは全く違います!
昔は、俊敏に動ける筋肉質な体をしていて、顔も今のようにたるんではいなかったそうです。
なかなか想像つかないですよね!
悲しい過去はありますが、愛くるしい見た目と癒しを与えてくれる性格のブルドッグは、本当に可愛いワンちゃんです!
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性格としつけ
改良された現代のブルドッグは、穏やかで優しく愛情深い性格です♪
しかし、荒々しい闘争心は抜けたものの頑固さは残っているようで、一度嫌だ!と思ったことに対しては頑なに態度を変えません。
ですので、しつけは無理にではなく、根気強く時間をかけてする方がいいでしょう。
また、ブルドッグはお散歩が少し難しいワンちゃんです。
まだ少し闘犬だった頃の名残があるのか・・・飼い主さんと並んで、または飼い主さんの後ろを歩かせるのが難しいようです。
リードをグイグイ引っ張ってしまわないようにしつけをするのはなかなか困難ですが、きちんとしつけをしておかないと大変危険です!
子供やお年寄りと一緒に住んでいるご家庭は、ブルドッグの体重やパワーを考えると、子供・お年寄りリードを任せるのは大変危険ですので注意してくださいね!
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罹りやすい病気
ブルドッグは、皮膚が弱いワンちゃんです。
ブルドッグの最も特徴的な部分である顔のシワは実はとても汚れやすく、こまめに綺麗にしてあげないと『皮膚病』になってしまう恐れがあります。
尚、湿りから来る蒸れは大敵ですので、シワや足を拭いた後など湿っているようであれば、やけどに気をつけながらドライヤーで必ず乾かしてあげましょう!
また、鼻ぺちゃワンちゃんは気管が狭く、いびきや口呼吸が目立ちます。
気管の変形や呼吸器疾患に罹りやすいため、深刻になってしまう前に気になったらすぐにお医者さんに診てもらいましょう!
さらに、消化器官の病気にも罹りやすいです。
ブルドッグは他の犬種と違い、食べる時、自発的に腸を動かすのが苦手なのだそうです。
運動をきちんとして、腸も一緒に動かしてあげる必要があります!
他にも、がに股なので足の付け根に負担がかかり、関節炎などになりやすいです。
先程お話したように腸の動きを活発にするため運動は必要ですが、関節に負担がかかるほどの運動はしないように気をつけましょう!
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迎える前に
ブルドッグは、見た目はとても丈夫で強そうに見えますが・・・実はとっても繊細なワンちゃんなのです。
気をつけるべきなのは、適切な温度管理と運動量!
前項でお話したように、腸を活発に動かすための運動が必須です。
そして暑さに弱いため、夏は必ずクーラー完備の部屋でなければなりません。
湿気にも弱いため・・・実は日本はブルドッグを飼育するのに適さない気候なのです。
有名犬種でありながら飼っている人がそこまでいない理由は、こういった飼い方の難しさのせいかもしれませんね。
きちんとブルドッグのお手入れをする時間が取れるか、まめさがあるか、費用をかけてあげられるか・・・考えてから飼育するようにしましょう!
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