人より優れてる!
ワンちゃんにも人間にも同じように視覚・聴力・嗅覚・味覚・触覚がありますが、どう違うのでしょうか?
私たち人間は、ほとんどの情報を視覚から得ています。
それに対してワンちゃんは、ほとんどの情報を嗅覚によって得ているそうです!
確かに、ワンちゃん=嗅覚が優れているというイメージがありますよね。
そして嗅覚以外も、とてもすごい性能を持っています!
では具体的に、どんな性能を持っているのでしょう?
ザックリとしたイメージだけではなく、愛犬の感覚器をしっかり理解することによって、愛犬と生活する環境について考えが変わってくることもあるかもしれません。
それでは、ワンちゃんと人間、それぞれの感覚器の違いを見ていきましょう!
嗅覚
『犬は鼻がきく』とよく言いますが、その通りです!
ワンちゃんは、人間の約40倍の嗅覚を持っています。
人間が見た目で判断するように、ワンちゃんはニオイでいろいろなものを判断します。
相手を覚えるのも、外見ではなくニオイを覚えるのですよ!
お散歩で電柱などについた他のワンちゃんのおしっこのニオイを嗅いで、「あ!近所の○○ちゃんだ!」なんて思っているのかもしれません♪
ワンちゃんの中でも特に嗅覚が優れているのが、ビーグルやシェパードなど、警察犬や麻薬探知犬として活躍している犬種です!
また、どのワンちゃんも刺激臭や香水などが苦手ですので、間違っても振りかけないように注意しましょうね。
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聴覚
人間の耳で聞くことが出来るのはおよそ2万ヘルツまでですが、ワンちゃんは約3万8000ヘルツまで聞くことが出来ます。
人間の約4倍も遠くの音が聞き取れると言われているのです!
耳がいいワンちゃん。
それゆえ気をつけなければならないのは、雷や花火のような爆発音です。
普段耳にしない周波数が含まれており、ワンちゃんは不安を感じてしまうようです。
人間より4倍も先の音が聞こえているので、私たちが気づかない時も不安を感じているかもしれません。
中でも特に聴覚が優れている犬種に、柴犬がいます。
日本では、柴犬を外で飼っているご家庭も多いと思いますが・・・本来であれば室内で飼ってあげてほしいところです。
出来ることなら、屋外で聞こえる不安要素を含む音から少しでも守ってあげたいですよね!
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視覚・味覚
実はワンちゃんは、物を見る時にピントを合わせることが苦手です!
それは、目の筋肉が未発達だからだそうです。
また、犬種によって目の位置が違うので、視野もそれぞれ違います。
ボルゾイやサルーキなど、鼻先が長く目が横についている犬種は視野がとても広いですが、その代わり近くの物は見えにくいそうです。
元々狩猟犬だった犬種については、遠くで動いているものを捉えやすいと言われています!
お次は味覚について。
人間と同じくワンちゃんの舌にも味蕾があり、塩味・甘味・苦み・酸味などを判別することは可能です。
でもワンちゃんの味蕾の数は、人間の5分の1程度しかないのです!
人間の5分の1程度しか味を感じられないので、同じドッグフードを食べ続けても飽きないのですね!
ちなみに、甘味を一番強く感じるようです。
飼い主さんが食べている甘いもの、よく欲しがったりしますよね♪
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犬の五感はすごい
最後に、ワンちゃんの触覚について。
ワンちゃんの触覚は人間より鈍いようで、痛みに関しても鈍感だそうです。
注射で鳴く場合も、痛いと感じているというよりは、その場の雰囲気や抑えられることが嫌で鳴いていることが多いようです。
そんなワンちゃんですが、撫でられて気持ちいいという感覚はあるので、いっぱい撫でてあげてくださいね♪
さて、ワンちゃんの五感について紹介してきましたが、見て分かるようにワンちゃんにはすごいところがたくさんあります!
人間と同じところもありますが、基本的にワンちゃんと人間の感覚器は使い方や感じ方に違いがあります。
そのため、人間社会で共に生活するにおいて、優れているからこそ不自由になってしまうことも多々・・・。
飼い主さんは愛犬が快適な生活を送れるよう、身の回りの環境を出来るだけ整えてあげましょうね!
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