日頃のお手入れ
ワンちゃんは
『毛が伸びる犬種』と『毛が抜けて伸びない犬種』
の二種類に大きく分かれます!
毛が伸びる犬種は、定期的にトリミングが必要です。
対して、毛が抜ける犬種は必要最低限のお手入れをしていれば大丈夫。
みなさんはご自分の愛犬がどちらに当てはまるか把握していますか?
また、どちらのワンちゃんにも共通して、必ずしなければならないお手入れがあります!
今回はそんなワンちゃんのお手入れの必要性やコツなどについてお話していきます!
爪切り
ワンちゃんの爪は伸びた時に気づきやすく、お手入れの必要性を感じやすいところですよね。
爪のお手入れは、最低ひと月に一度は見てあげましょう!
ただし!アスファルトのような硬い地面をお散歩することが多かったり、中型以上の体が重いワンちゃんは、お散歩をすることで自然と爪が削れていることも多いです。
そういう子の場合は、こまめに切る必要はないですよ♪
爪は、伸びすぎてしまうと爪の中にある血管まで伸びてしまい、切る時に血が出てしまいます・・・。
そうなると当然痛いので、ワンちゃんは爪切り自体を嫌がるようになります。
また、爪が長すぎると歩行に支障が出てきます。
爪が邪魔をして不自然な歩き方になると、最悪の場合、骨が曲がってしまうこともあるんだとか。
爪をおうちでお手入れをする際のポイントは『無理をせず少しずつ切る』です!
透明な爪の場合は赤い血管が透けて見えるので、傷つけないよう切るのは血管の手前までにしましょう!
問題は、黒い爪の場合ですが・・・
血管がどこにあるのかわからないので、慎重に切る必要があります。
少しずつ切って、都度都度断面を確認するようにしてください。
爪の断面の中心が透明で艶が出てきたら、そこまでです!
血管が近い証拠なので、そこでストップするようにしましょう!
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足先ケア
ワンちゃんの足先、爪にだけ目がいってしまいがちですが・・・
お散歩から帰ってきた時、愛犬の足の裏はまっ黒でばい菌だらけですよ!
また、外には何が落ちているかわかりません。
ワンちゃんの足の裏、ケガ等の異常がないか確認し、しっかりケアしてあげましょう!
足裏ケアは洗うのが一番いいですが、毎回洗うのは大変・・・という方は濡れタオルで拭いてあげるだけでも全然違いますよ♪
足先は敏感な子が多いので、ケアを嫌がる子もいます。
しかし『大好きなお散歩の後には必ずするものだ』とケアを習慣づけておけば大丈夫!
子犬の時から慣らしていきましょう!
また、足裏の毛が伸びる犬種は、定期的にカットが必要です!
プロにやってもらう場合は肉球の間なども細かくカットしてもらえますが、
おうちでカットする場合は、無理をせず肉球からはみ出した部分のみをカットしてあげましょう!
ケアで怪我をさせてしまっては本末転倒ですからね。
肉球からはみ出した部分だけでもカットしてあげることによって毛で滑ることがなくなり、ワンちゃんの安全性が増しますよ♪
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肛門腺絞り
目に見えない部分なので忘れてしまいがちなのが『肛門腺絞り』です!
そもそも肛門腺とは?
耳慣れない言葉ですし、まだワンちゃんを飼う前の方はご存じないかもしれません。
肛門腺は肛門の左右にある分泌腺で、ここから出た臭いの強い分泌物が袋の中に溜まります。
ワンちゃんがお尻のニオイを嗅ぎ合う様子を見たことがありませんか?
分泌物はその子によって臭いが違うため、ワンちゃんはそれを嗅ぐことによって相手を知るのだそうです♪
分泌物が溜まりすぎてしまうと肛門が炎症を起こしてしまうので、
特に小型犬や中型犬は、定期的にお手入れをしてあげなくてはいけません。
絞って分泌物を出してあげるので『肛門腺絞り』と呼ばれています。
目安は月一くらいで、ワンちゃんが床にお尻をすりつけてズリズリ引きずっていたら絞ってあげるようにしましょう!
肛門腺の袋は、肛門を中心に時計の4時と8時の位置にあります。
片手でしっぽを持ち上げて、そこを押しながら優しくつまむようにして手前に引っ張ります。
そうやって分泌物を絞り出してあげてください。
この時!決して力任せに絞らないよう注意してくださいね!
爪は絶対に立てず、指の腹を使うようにしましょう。
また、分泌物は臭いが強いので、絞る時は衣服や部屋に飛ばないようティッシュなどを使って行いましょう!
シャンプーの時にお風呂で一緒にやってあげると、飼い主さんのお片づけが楽でいいかもしれませんよ♪
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きちんとしたケアを
紹介したお手入れの他に、耳掃除も定期的にしてあげるといいでしょう。
耳は奥まで無理にやろうとせず、見える範囲で、汚れているところをコットンなどで優しく拭いてあげるといいですね。
また、人間と同じように、歯磨きも必要です。
おうちでのお手入れは、二週間に一度くらいの頻度でトリミングに出しているという方ならばさほど必要ありません。
でも、なかなかそんな頻度では出せませんよね・・・。
ですので、ワンちゃんを自分の子供だと思い、こまめにおうちでお手入れをしてあげるようにしましょう。
初めは飼い主さんもワンちゃんも慣れていないため、なかなかうまくいかないと思います。
しかし一度コツを掴んでしまえばとても簡単です!
愛犬の健康を守るため、根気強く頑張りましょう!
お手入れは愛犬との触れ合い、コミュニケーションの一環にもなります♪
おうちでのお手入れを通して、あなたと愛犬の絆をより深いものにしましょう!