愛犬のごはん
最近のドッグフードは大変良く出来ていますが、「愛犬のご飯は手作りしたい!」という飼い主さんもいますよね。
また、見ていない隙に盗み食いや拾い食いをしてしまった時のためにも、
ワンちゃんが食べても良い食材と食べてはいけない食材について知っておきましょう!
体にいいと思ってあげている食材が、実は愛犬の胃や腸に負担をかけてしまっているかも!?
人間が食べるものを分けてあげる、という考えはNGです!
しつけの面でも、犬の健康面でも、あまりオススメ出来ません。
犬用にきちんと調理したものを、与えてあげましょう!
乳製品
ワンちゃんは、乳製品を好む子が多いです。
一般的なイメージからすると、ワンちゃんに牛乳を飲ませるのはOKな気もしますが・・・?
人間でもそうですが、乳製品、特に牛乳はアレルギーの人が比較的多くいますよね。
ワンちゃんも同様に、牛乳に含まれる成分を消化しきれない子がいるのです。
ワンちゃんには牛乳、と安易に考えるのは、実は危険だったりします。
そして、アレルギーでないワンちゃんにも、欲しがるからといって多量にあげてしまうと、下痢や嘔吐の原因になってしまうのです。
牛乳をあげる時、気をつけるポイントがあります!
それは「常温であること」です!
量はもちろんのこと、冷蔵庫から出してすぐのキンキンに冷えた牛乳では、ワンちゃんのお腹を冷やしてしまいます。
あげる時には、少し少ないかな?と思うくらいの量で、常温に戻してからにしましょうね!
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肉類・魚類
手作りのフードをあげている方以外でも、例えば市販のドッグフードの食いつきが悪い時など、
トッピングとして肉や魚をあげているという方、多いのではないでしょうか?
肉類や魚類はワンちゃんにとってどうなのでしょうか?
肉類・魚類を与える時のポイントは『新鮮さ』です。
「犬は人間よりも胃酸が強いって聞くし、少し古いものでも大丈夫!」
なんて思っている方!NGです!!!
ワンちゃんが食べられるのは、基本的に人間が生で食べられる鮮度の物だけです!
飼い主自身が食べられないと思うものは、ワンちゃんも食べられません。
魚類は、新鮮であれば生で食べさせるのも大丈夫です。
青魚には、皮膚の調子を整える効果もあるそうですよ!
肉類は、細菌が心配ですので加熱してからあげる方がいいでしょう!
鶏肉の場合は骨に注意が必要です!
加熱すると骨が尖って割れてしまいます。
そのまま飲み込んで、口の中・喉・臓器に刺さって怪我をしては大変です。
飼い主さんがきちんと確認してから与えましょうね。
また、肉の脂はワンちゃんの胃に大きな負担を与えます。
好む子も多いですが、消化が悪いため多量にあげるのは避けるようにしましょう。
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野菜・果物
野菜や果物、こちらもトッピングとしてあげている方が多いのではないでしょうか?
野菜は、基本的にあげても問題ない食材です。
しかし、絶対にあげてはいけない野菜も中にはあり、注意が必要です。
それは「玉ねぎ等のネギ類」です。
それらに含まれる成分が赤血球を減少させることによって血尿が出ることがありますし、貧血、嘔吐などの症状も現れます。
赤血球が減少するというのは、命に関わる大変な事態です。
誤って与えてしまった場合、すぐ動物病院に行きましょう!
もちろん、加熱していても関係ありません。
絶対に与えてはいけない食べ物なのです!
また、与えても良いからといって、丸ごとはやめましょうね。
皮やヘタ、種を取り除き、ゆでる、蒸すといったひと手間を加えることによって、より食べやすくなります。
そのような工夫をしてから、ワンちゃんに与えるようにしましょう!
そして果物も基本的には問題ないですが、
腎臓が悪いなど病気がある場合には、カリウムを豊富に含むバナナは控えるようにしましょう。
愛犬の健康状態を把握してから、与えてあげてくださいね!
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愛犬を守って
食べ物以外にも、危険なものはたくさんあります。
落ちているタバコや除草剤、薬などの誤飲にも日々注意するようにしましょう!
ワンちゃんも人間も基本的には同じです。
人間の子供に食べさせることが出来るのか、を基準に考えてみてもいいのかもしれません。
あまりにも味付けの濃いもの、鮮度が悪いもの、油っこいものなどは食べさせませんよね?
ワンちゃんは、何でも食べられるわけではありません。
昔のように人間の残り物を食べさせていた頃とは違い、
今は愛犬の健康状態等を考えて栄養素の計算されたドッグフードを与えているご家庭が多いでしょう。
そこからさらに細かく、愛犬専用の手作りフードを与えている飼い主さんも・・・。
ワンちゃんは、人間の家族と同じく大切な存在。
健康で少しでも長生きしてもらうために、食事の管理はきちんと行いましょうね!